今から17年前、関西で婦人靴の工場を経営されていたF社長との出会いがありました。当時の私は子育てしながら働くシングルマザーとして、
1日24時間では足りないと毎日思いながら生活をしていました。
ボイトレ講師として復帰直後はメインの教室の生徒数も少なく、生活費を稼ぐ為に数か所の教室を掛け持ちしていました。
現在は若手ヴォイストレーナーが多く活躍されていますが、当時の歌謡教室の講師の平均年齢は60歳前後。
通う生徒さんは50代~60代。
30代前半の私は、先輩講師からチクチクやられる場面もありました。
だが!持ち前の元気と社交性で少しずつファンを増やし、育休明けのブランクは3年で取り返しました。
教室の掛け持ちをしながら、空いた時間も利用し友人に頼まれた歩合給のK社の営業の仕事を3年ほどしていました。
あの頃は、まとまった睡眠時間などありませんでしたね。
ある日、過労で体調を崩しました。
血尿が止まらなくなり夜間の救急病院に行きました。
過度なストレスからくる【尿毒症】と診断されました。
元気はありましたが体の免疫力が低下していたんです。
抗生物質を飲み、体調は徐々に回復しました。
このままだと無理をすればまた繰り返す。
働き方を見直さなければいけないと思い始めました。
そんな矢先、K社の関係で名刺交換をした事があるF社長から1本の電話がありました。
F社長『えっちゃん、お茶でも飲まへんか?』
私『F社長、お誘い有り難うございます。人生の大先輩に頂きたいアドバイスがあります。是非、宜しくお願い致します。』
この時、この1本の電話が私の人生を変えるキッカケになるとは思いもよらなかったです。
F社長と約束した日がやってきました。
つづく。
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